「いつも使うインターの料金所、ETC専用になるって聞いたけど本当?」 「うちの車、まだETC車載器を付けていない。もう高速に乗れなくなるの?」
配送や幹線輸送で高速を使う軽貨物ドライバーにとって、料金所の「ETC専用化」は他人事ではありません。2026年春から段階的に、これまで現金でも通れた料金所が「ETCがないと通れない」場所に変わっていきます。この記事では、何が・いつから変わるのか、そして軽貨物の実務でどう備えるかを整理します。
結論:主要ルートの料金所が段階的に「現金お断り」へ
先に要点をまとめます。
- NEXCO中日本は、2026年3月9日から5月12日にかけて35料金所を順次「ETC専用料金所」に切り替えると発表しています。対象は神奈川・山梨・静岡・長野・愛知・岐阜・三重の7県。
- ETC専用料金所では、ETC車載器が未設置、またはETCカードが未挿入の車は現金で通行できません。
- 国は、将来的に全国の料金所をETC専用化していく方針を掲げており、専用化は今後も段階的に広がる見込みです。
つまり「まだ現金で乗れているから大丈夫」という前提は、使うルートによっては近いうちに崩れます。自分の走行エリアの料金所が対象かどうかを、早めに確認しておくのが安全です。
2026年春にETC専用化される料金所(NEXCO中日本)
NEXCO中日本の発表によると、対象は東名・新東名・中央道・圏央道などの主要幹線を含む35料金所です。最初の切り替えは東名川崎IC(2026年3月9日15時〜)で、その後5月12日にかけて順次拡大します。
- 対象都県:神奈川・山梨・静岡・長野・愛知・岐阜・三重の7県
- 対象路線の例:東名高速、新東名、中央道、圏央道 ほか
- 期間:2026年3月9日〜5月12日に段階運用
具体的にどのICが何月何日に切り替わるかは料金所ごとに異なります。自分が日常的に使う料金所が含まれるか・いつからかは、必ずNEXCO中日本の公式発表(下記「参考」)で確認してください。
なお、NEXCO西日本や首都高・阪神高速など他の道路会社でも専用化は進んでおり、走行エリアによっては別会社の料金所も対象になります。会社ごとに対象と時期が違うため、複数エリアを走る場合はそれぞれの公式情報を見るのが確実です。
もしETC非搭載で専用料金所に入ってしまったら
うっかりETCがない状態で専用レーンに進入してしまった場合、バックせず、『ETC/サポート』または『サポート』と表示されたレーンまで進み、いったん停止して係員などの指示に従う、という案内が出ています。慌てて後退するのは事故のもとなので避けましょう。
とはいえ、毎回この対応をするのは時間もかかり現実的ではありません。高速を業務で使うなら、ETC車載器とETCカードを整えておくのが結局は一番スムーズです。
軽貨物の実務で押さえたい3点
1. ETC車載器・カードの準備
高速を使う頻度が高いなら、車載器の装着は早めに検討しておきたいところです。個人事業主でも作れるETCカードのほか、協同組合経由の事業者向けカードなど選択肢があります。どれが自分に合うかは走行距離や利用頻度で変わるため、コストと手間を比べて判断しましょう。
2. 高速代の「証憑」をどう残すか
ETC利用では、料金所でその場の利用証明書(紙)が出ない場合があります。経費計上のための証憑は、ETC利用照会サービスなどで利用明細を確認・ダウンロードして残す流れになります。現金払いのレシートに頼っていた人は、記録方法の切り替えが必要です。
3. 日々の記録との一本化
高速代は件数が多く、あとからまとめて仕分けると手間がかかります。日報・売上・経費を一つの流れで記録しておくと、「この配送でいくら高速代がかかったか」が案件ごとに紐づき、確定申告や請求のときに探し回らずに済みます。走行と経費の記録を早めに一本化しておくと、専用化で証憑の残し方が変わっても慌てずに対応できます。
まとめ:今やることリスト
- [ ] 自分がよく使う料金所が2026年春のETC専用化対象か、NEXCO等の公式発表で確認する
- [ ] ETC車載器・ETCカードが未整備なら、装着・発行を検討する
- [ ] 高速代の証憑を「紙のレシート」から「利用明細の記録」に切り替える準備をする
- [ ] 日報・経費・請求をまとめて記録する仕組みを整えておく
料金所の専用化は今後さらに広がる見通しです。対象や日程は変更されることもあるため、最新の正確な情報は必ず国土交通省・各高速道路会社等の公的・公式情報で確認してください。